治療

統合失調症の人を支援する専門スタッフ

統合失調症の人を支援する専門スタッフ

地域ごとに統合失調症の人が自立して生活していけるように、さまざまな制度やサポートがあります。
そういった支援を出来る限り利用するのが良いと思いますが、どんな人たちが支援してくれるのか不安な気持ちもあるかと思います。
この記事では統合失調症の人の治療や自立をサポートしてくれる専門スタッフについて書いています。
支援してくれる人たちのことを知ることで、それまで持っていた不安がなくなると思います。

この記事を読むことで学べる事

  • どんな人がサポートしてくれるのかが分かる。
  • それぞれの職種の支援内容を知ることができる。
  1. 医師
    統合失調症に関わるのは精神科医になります。
    医学部大学で6年学び医師国家試験に合格後、2年間研修医としての勤務を経て資格を得ることができます。
    また、医師免許の他に厚生労働省が指定する国家資格に「精神保健指定医」があります。
    精神保健指定医とは厚生労働大臣から指定された、精神保健福祉法で定められた条件を満たした医師のことで法律に基づいて強制入院させることができる権限を持った医師です。
    資格習得には5年以上の臨床経験のうち3年以上の精神科での実務経験や症例のレポートの提出などいくつかの条件があります。
  2. 看護師
    外来治療や入院治療にて心のケアなどさまざまな場面でサポートしてくれます。
    また、訪問看護にて自宅療養の人の手助けもしてくれます。
  3. 精神保健福祉士(PSW)
    精神科に通う人の暮らしをサポートする国家資格をもった専門スタッフです。
    療養上の問題や経済的な問題などさまざまな問題の解決のための相談や公的支援制度の紹介や支援などで精神病の人やその家族をサポートしてくれます。
  4. 保健師
    看護師と保健師の国家資格をもった専門スタッフです。
    地域の人々が健康に生活できるように指導やサポートを行ってくれます。
    また、保健所や医療機関、精神保健福祉センターなどに所属し、デイケアや訪問看護などで自宅療養を続けるための相談、援助、助言をおこなってくれます。
  5. 薬剤師
    薬の服用の仕方などを教えてくれます。
    薬の副作用についても熟知しているので医師に相談しづらいときには薬剤師に気軽に相談してみましょう。
  6. 社会福祉士(ソーシャルワーカー)
    障がいをもった人の暮らしをサポートする福祉・医療に関する国家資格をもった専門スタッフです。
    福祉サービスの専門として福祉・医療サービスの橋渡しを行ってくれます。
    障がいを持つ方が日常生活で直面するさまざまな問題の相談、助言、指導、援助などを行い問題解決のために力になってくれます。
  7. 作業療法士(OT)
    デイケアや医療施設で、治療のひとつである作業療法の指導にあたる国家資格をもった専門スタッフです。
    色々な作業の中から統合失調症の人の状態や興味などから作業内容を選んでくれます。
    あくまで楽しみながら充実感や達成感を得ることが目的なので、作業が「つまらない」、「苦痛に感じる」なら相談して作業内容を変えてもらいましょう。
    さまざまな作業を通して心と体を支え、日常生活を送れるようにサポートをしてくれます。詳しくは統合失調症になった時の治療について②リハビリテーションを参照してください。
  8. 管理栄養士
    栄養面から健康な食生活をサポートしてくれる国家資格をもった専門スタッフです。
    栄養指導を行い、糖尿病などの合併症の予防や食生活の改善のサポートをしてくれます。
  9. 臨床心理士
    心の問題を解決するためのサポートをしてくれる専門スタッフです。
    心理テストなど臨床心理学に基づくカウンセリングにより心理的な観点からサポートをしてくれます。
  10. ケアマネージャー
    さまざまな分野の専門スタッフがチームで援助を行う場合に、チームが効率的に機能するように全体をまとめます。
    精神保健福祉士が役割を担うことが多いです。
  11. 障がい者職業カウンセラー
    心理学や社会福祉の専門知識を持ち、各地域の障害者職業センター(各都道府県に1か所以上設置されています
    )で障がいを持つ人の就労支援にあたる専門家です。
    具体的には職業の選択やそのための課題、職業活動などその人に適した支援をしてくれます。
  12. (精神)障がい者職業相談員
    各地域のハローワークの職員で、障がい者専門窓口で仕事についての相談や情報を提供してくれます。

いろんな職種の方々が統合失調症の人の社会復帰のために支援してくれます。
初めてのことは怖いかもしれません。
ですが、はじめの一歩を踏み出すのは本人にしかできないことです。
ぜひ勇気を出して一歩足を踏み出してください。
そのあとはたくさんの人達の力をかりて焦らずゆっくりと前に進めたら良いと思います。
家族の人も不安なことや心配なことは相談しましょう。
職員が一緒に解決の糸口を探してくれるはずです。
相談したことがきっかけになり状況がきっと好転するはずです。

下記には僕の経験を記載します。

統合失調症の父親のことで一番感謝しているのは精神福祉士の方です。
父親の症状が悪化し家族がバラバラになって、これから先どうしたらいいのか不安になっていた時に一番力になってくれました。
働きながら自力で父親の入院先を見つけるのは本当に大変で、精神福祉士の方が間に入ってくれることで一人の時より遥かにスムーズに話が進みました。
詳しくはプロフィールを参照してください。
当時は知らなかったですが、保健所や精神保健福祉センターなどで相談もできます。
自力で入院先を決めるより専門機関に相談する方が良いと思います。
困った時の相談場所一覧から各施設の検索ができます。
お住いの地域の相談場所の連絡先など検索してみて下さい。

今回は統合失調症の人の治療や自立をサポートしてくれる専門スタッフについてでした。
どんな人たちが支援してくれるのか不安な気持ちが少しでもなくなり、制度やサポートを受けてもらえたらと思います。
この記事が困っている人の役に少しでも立てれば嬉しいです。

僕が統合失調症について調べた際に、参考になった本を一覧にしています。
おすすめ書籍一覧:統合失調症についてを参照してください。

統合失調症の人と家族が少しでも穏やかに過ごせますように。それではまた。

同じ悩みを抱える人との交流の場「家族会」

 

ウルトラ図解 統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む

統合失調症について詳しく書かれています。その分文字数も多いですが、オールカラーで図やイラストを使い、読みやすいように工夫されています。
初めて統合失調症について読む本としてはボリュームが多いとは思いますが、統合失調症についてしっかり学びたい人や統合失調症についての本を1冊読んでみて、もっと詳しく知りたいと思った人にはおすすめの本です。

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読めば気持ちがす〜っと軽くなる
本人・家族に優しい統合失調症のお話 ココロの健康シリーズ

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難しい専門用語を極力使っていないため、理解しやすく読みやすかったです。
長い文章を読むのが苦手な人や気軽に読みたい人におすすめの本です。

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